ショッピングセンター(SC)の定義
ショッピングセンターとは、一つの単位として計画、開発、所有、管理運営される商業・サービ ス施設の集合体 で、駐車場を備えるものをいう。その立地、規模、構成に応じて、選択の多様性、利便性、快適性、娯楽性等を提供するなど、生活者ニーズに応えるコミュニ ティ施設として都市機能の一翼を担うものである。
SC取扱い基準
SCは、ディベロッパーにより計画、開発されるものであり、次の条件を備えることを必要とする。
- 小売業の店舗面積は、1,500㎡ 以上であること。
- キーテナントを除くテナントが10店舗以上含まれていること。
- キーテナントがある場合、その面積がショッピングセンター面積の80%程度を超えないこと。
但し、その他テナントのうち小売業の店舗面積が1,500㎡以上である場合には、この限りではない。 - テナント会(商店会)等があり、広告宣伝、共同催事等の共同活動を行っていること。
<参考(旧取扱い基準)> SCは、ディベロッパーにより計画、開発されるものであり、次の条件を備えることを必要とする。 1. 小売業の店舗面積は、1,500㎡以上であること。 |
SC立地区分
<改定> ※2016年1月1日にSC立地区分を改定しました。
中心地域:
人口15万人以上の都市で、商業機能が集積した中心市街地
周辺地域:
上記以外の地域
- 立地区分を、中心地域と周辺地域の2区分とした。
- 全国の市町村の内、人口15万人以上の都市に中心地域を設定した。
- 中心地域を定める指標は、年1回実施される公示地価を基礎とした(補正値として路線価を活用)。公示地価のもっとも高い地域を中心地域としたが、併せて当該都市商業構造、地域特性を加味し総合的に判断した。
- 中心地域は、1都市1地域を原則とした。但し大都市(東京23区、大阪市、名古屋市など)では、複数地域を中心地域とした。
<参考(旧SC立地区分)>
中心地域: 周辺地域: 郊外地域: |
<立地区分イメージ図>
<都市規模区分> |
用語の説明
- <SC面積>
- 共用通路を含み、SC内の物品販売業、飲食業、サービス業等すべての売場に供している面積をいい、同一敷地内にあってSC来店客が利用可能な公共性の強い諸施設の面積も含む。但し、ホテル・駐車場・バックヤードは含まない。
- <店舗面積>
- SC内の物品販売業、飲食業、サービス業それぞれの店舗区画の面積をいい、店舗間の通路を 除いた面積。
- <ディベロッパー>
- 当該SCにかかる「所有」「開発」「管理」のうち、主として「開発」を担当するものを表示。
- <テナント>
- 原則としてディベロッパーとの間に賃貸借契約を結んでいるもの(店舗)をいう。その他に、区分所有店舗、組合店舗、ディベロッパー直営店舗、委託店舗(消化仕入れ及び売上仕入れ店舗)等も便宜上テナントとして扱った。
- <キーテナント及び業態:キーテナント>
- 当該SCの商圏・客層を決定する大きな影響力を持つ大型小売店舗であり、業態は次のように分類し、略称を採用した。
- Dpt
- デパートメントストア=百貨店
- GMS
- ゼネラルマーチャンダイズストア=総合スーパー
- SS
- スーパーストア=衣料品中心の大型スーパー
- SM
- スーパーマーケット=食料品中心の大型スーパー
- HC
- ホームセンター=住関連商品を扱う大型店
- DS
- ディスカウントストア=日用雑貨や衣料品、耐久財などを総合的に品揃えした低価格訴求型の大型店
- Dgs
- ドラッグストア=医薬品を中心に日用雑貨を扱う大型店
- 専門店
- 単品種、同一用途品を扱う大型小売店
- 生協
- 生活協同組合