SCアカデミー 第16期生募集案内
~次世代を担うSC経営者層の育成を目指す、SC業界唯一のビジネススクール~
一般社団法人日本ショッピングセンター協会は、1973年に設立以来、業界の人材育成に重点を置き、現在までセミナー、海外研修、通信教育などの各種プログラムを実施し、SC業界の人材育成に寄与して参りました。
2007年に次世代のSC経営者層の育成を目的として、SCを学術的・体系的に学び、SCの新潮流、将来動向についても理解を深めていただくためのプログラム「SCアカデミー」を創設し、これまでに552名が卒業されました。現在は第15期の35名が在学中で、このほど第16期生の募集をすることになりました。
なお、第16期(2022年度)よりオンラインを活用し、全国規模で遠隔地の方でも受講しやすい
環境を整えます。
つきましては、貴社の次世代を担う人材の教育機関として、本SCアカデミーを活用していただ
けるようご案内申しあげます。
目的と特色
- 次世代を担うSC経営者層の養成を目的とします。
- SCを学術的・体系的に学び、SCの新潮流、将来動向についても理解を深めていただきます。
- ワンウェイでなく“考える力”をつける授業です。また、講師は各カリキュラムの指導教授の
他に、毎回、SC業界を中心に関連分野で活躍されているゲスト講師をお招きします。 - 長期のプログラムですので、受講生相互の情報交換やネットワークづくりに役立ちます。
- 本アカデミー修了者は、SC経営士二次試験が免除になります。
SCアカデミー第16期概要(2022年度)
1.会場
一般社団法人日本ショッピングセンター協会(アクセス)
(東京都文京区後楽1-14-4 後楽森ビル15F)
2.期間
2022年4月~2023年3月(授業は11月中旬まで実施予定)
3.時間
金曜日 18:30~20:30 ※授業によって変更になる場合がございます。
4.受講料
440,000円(本体価格400,000円 消費税40,000円)
5.定員
40名(予定)
6.対象
SC協会会員企業の中堅社員(SC事業に関連した職種で5年以上の実務経験を有すること。)
7.受講申込者及びご担当者様へ
1)第16期(2022年度)よりリモート学習を取り入れた全国展開を実施いたします。原則としてリアル受講を推奨いたしますが、遠隔地などご希望の方はリモート受講も可能です。「SC総論Ⅰ・Ⅱ」「SC経営実践論」の最終回及び特別演習の現地視察は、原則会場への出席となります。なお、受講生の交流の機会の支援として希望者には宿泊費として年間4回、各回1万円を限度として、協会が補助いたします。
2)受講申込書を提出後、①実務経歴書及び所属企業の推薦状と②1,200字程度の小論文(何を学びたいか、受講の目的)の提出をお願いいたします。受講申込者については、①実務経歴書、②小論文に基づいて、入学の審査を行います。審査の結果によっては、受講をお断りする場合がありますので、ご了承ください。審査結果は、2月の末にご連絡いたします。協会事務局より受講申込書を提出後に、①のフォーマットをお送りいたします。
①、②につきましては、2022年2月10日(木)までに必ずご提出願います。
3) 開催期間中に受講生が何らかの理由で辞退されても、受講料は返金いたしませんので、ご了承ください。
4) 本アカデミー修了者は、SC経営士二次試験が免除になります。
8.お申し込み締切日
2022年1月31日(月) ※定員に達し次第、締切とさせていただきます。
9.担当指導教授(敬称略)
- SC序論(合宿研修/7単元)
小嶋 彰 (株)フロンティアリテール研究所 代表取締役 (SC経営士) - SC総論Ⅰ(6単元)
望月 照彦 構想博物館 館主・多摩大学 名誉教授・エッセイスト - SC総論Ⅱ(6単元)
彦坂 裕 (株)スペースインキュベータ 代表取締役・上海視覚芸術学院徳稲大師 学院教授・日本建築家協会会員
- SC経営実践論(7単元)
矢木 達也 (株)ビーエーシー・アーバンプロジェクト 代表取締役社長 (SC経営士) - 特別演習(3単元)
太田 巳津彦 (株)ワイ・キャップコンサルティング 代表取締役 (SC経営士) - 特別講義(4単元)
- ゼミ方式(4単元)
10. 第16期カリキュラム(敬称略)
■SC序論(合宿研修)
指導教授 小嶋 彰 (株)フロンティアリテール研究所 代表取締役 (SC経営士)
日程 | 単元 | 課目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
4/14(木) | 1 | 合宿研修について | 合宿研修の目的 他 |
2 | SC序論 | 調整中 | |
3 | 特別講義 Ⅰ | 調整中 | |
4 | すべては頭脳に在る=脳髄思本主義の時代・・・ニューロデザイン論序説 | 心は、意識は、人間は、社会は、経済は、宇宙は、神は…すべての事象は、頭脳が担っている | |
5 | 環境革命の世紀 | 今世紀最大の課題である「環境」に対し、我々はどのような位置に立ち、何を考え、何をすべきなのか?商業環境やSCを取りまく「環境」の様相を、歴史的・批評的・包括的に俯瞰しながら、このアポリアへの展望を示す。 | |
6 | SCアカデミーを100倍楽しむ方法 | 問題意識の持ち方やグループディスカッションの意義など、受講のコツについてお話しします。 | |
交流会(夕食) | |||
4/15(金) | 7 | 経済社会における小売商業の役割 (例年の内容に沿いながら、データをアップデートします) |
1.アフターコロナとニューノーマルの社会における商業施設の対応について 2.家計消費構造の変化(アップデート) 3.インバウンド戦略は、アフターコロナにて、如何に推進されるか? 4.地域活性化における商業施設の役割(観光戦略を含めて) 5.リアル商業としての次世代SCの姿は?Eコマースの進展やシェアリング、サブスク、レンタルなどの新ビジネスモデルの中で、如何にリアルの施設が勝ち抜いていくのか? |
8 | 特別講義 Ⅱ | 調整中 | |
9 | SCのリポジショニング | SCは変革期にあるという認識のもと、新たな役割やビジネスモデルの見直しを考察していく。 | |
10 | グループディスカッション | グループに分かれ、与えられたテーマ、課題についてグループ内でディスカッションを行い、まとめ発表する。 | |
11 | 総括 | 合宿研修のまとめと今後の研修への期待 |
■SC総論Ⅰ
指導教授 望月 照彦 構想博物館 館主・多摩大学 名誉教授・エッセイスト
日程 | 単元 | 項目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
4/22(金) | 1 | なぜいま、人生や経済活動に「哲学」が問われるのか | 脳を追い込む |
5/13(金) | 2 | ライフリアリズム(現実社会試行)が何よりも先端的に面白い | 将棋の藤井聡太君からなぜ目が離せないのか |
5/20(金) | 3 | 地球生命系とエコロジカルエコノミーの運命 | 生命の持続性と経済の非連続性が、鍵となる |
5/27(金) | 4 | テンポロジー入門=キャピタリズムからショピタリズムへ | 「店舗」は社会共通資本だ |
6/3(金) | 5 | 田舎の万屋が世界企業になるためのUX(ユニバーサル・トランスフォーメーション)手法 | 資本主義を乗り越え、試本主義が現れる |
6/10(金) | 6 | 生き延びるためのセルフライフマネジメントは可能か=グループワーク | 会社でも、社会でも君は自由自在に生きられるか ―講師の先生方とアカデミー生との創論― |
■SC総論Ⅱ
指導教授 彦坂 裕 (株)スペースインキュベータ 代表取締役 上海視覚芸術学院徳稲大師学院教授 日本建築家協会会員
日程 | 単元 | 課目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
6/17(金) | 1 | エリアマネジメントの現代的位相 | 【スクール形式】 街とSCの再生を国内外の先進的事例を中心に紹介しながら、その方策、キーワード、意味、課題などを包括的に分析し、都市事象のデータ化や可視化、さらにその言語化の重要性、そして実験的なマネジメント推進方法を展開する。 |
6/24(金) | 2 | ランドスケープとSCの相互交通 | 【スクール形式】 庭園の構成手法からランドスケープの概念、ランドスケープと都市創造・地域創造の問題を紹介するとともに、今後重要になるSCにおけるランドスケープ価値やランドスケープ的視野の可能性、景観創造、まちづくり、エコロジーの実践的展開を考察する。 |
7/1(金) | 3 | リベラルアーツ的にSC問題を考える | 【クロストークディスカッション形式】 リベラルアーツ的思考や着想がなぜ重要なのか、それがSCを考えるときの視界をどのように広げていくのか、受講生参加型でこの問題を追及する。 |
7/8(金) | 4 | SC・グルーエン・映画 | 【スクール形式】 SCの父と言われるヴィクター・グルーエンの足跡、その思想と方法、現代におけるレガシーを紹介しつつ、映画と都市の相関性やSCをめぐる文化的問題を、歴史的横断性をもちながら考察する。 |
7/15(金) | 5 | 集客装置としての商業環境 | 【スクール形式】 集客や滞留、さらには顧客・参加者の支持を得るイベント創造の歴史的・同時代的事例、その制作論、現代における展開、そして地域創生との関係などにフォーカスを当てながら、商業環境の魅力やレジリエンスを高めるあり方について深耕する。 |
7/22(金) | 6 | SCにおけるイノベーション | 【パネルセッション形式】 SCにおけるイノベーションを、講師を含めた先端的に活躍されているパネラーを招聘して、受講生参加型のセッションを展開する。合わせて、総論2の総括も行う。 |
■SC経営実践論
指導教授 矢木 達也 (株)ビーエーシー・アーバンプロジェクト 代表取締役社長 (SC経営士)
日程 | 単元 | 項目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
8/26(金) | 1 | SCのビジネスモデルと事業収支計画 | SCの経営戦略、長期計画から年度予算まで、事業収支計画の立て方、事業性評価などの手法 を学ぶ。 |
9/2(金) | 2 | SCにおけるプレイスメイキング | 居心地の良い場所、交流が促進される場、体験価値の提供などプレイスメイキングの手法を学ぶ。 |
9/9(金) | 3 | 地方商店街の活性化事例から学ぶ | 商店街の再生を参考とするSCの再活性地方商店街の活性事例を学び、SCにも活かせるヒントを学ぶ。 |
10/7(金) | 4 | SCの再生とバリュアップ | 商業施設のバリュアップ策 アセットマネジメント視点からの具体策 |
10/14(金) | 5 | 海外先行事例から学ぶ新たなSC開発 デジタルとSC |
デジタル時代のSC開発、運営。空間やデザインなども含め、ネットにはかなわないリアルの場づくりを探る |
11/4(金) | 6 | リテーラーの変化とSCの新たなパートナー探し | スタートアップ系リテーラー、ポップアップショップなど成長が期待できるパートナーを知る |
11/11(金) | 7 | まとめ:次世代SCの仮説づくり | グループ別ディスカッションとプレゼンテーション |
■特別演習
指導教授 太田 巳津彦 (株)ワイ・キャップコンサルティング 代表取締役 (SC経営士)
日程 | 単元 | 項目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
9/30(金) | 1 | 特別演習Ⅰ 「ケーススタディ 戦略策定のフレームワークを習得する」 |
事例演習を通じて、戦略策定のフレームワークを習得する |
10/28(金) | 2 | 特別演習Ⅱ 「フィールドワーク 顧客に支持される商業施設に学ぶ」 |
顧客に支持されている商業施設を訪問し、フィールドワークを行うとともに、当該施設の関係者によるレクチャーを受ける |
11/18(金) | 3 | 特別演習Ⅲ 「プレゼンテーション 顧客に支持される商業施設の要因」 |
フィールドワークに基づいて、顧客に支持される理由を解き明かし、チームによるプレゼンをしていただく |
■特別講義
日程 | 単元 | 項目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
7/29(金) | 1 | 特別講義Ⅲ | 調整中 |
8/19(金) | 2 | 特別講義Ⅳ | 調整中 |
■ゼミ方式(いくつかのグループに分ける)
日程 | 単元 | 内容 |
---|---|---|
8/5(金) | 1 | 卒論の書き方講座 各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導 他 |
9/16(金) | 2 | 各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導 他 |
10/21(金) | 3 | 各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導 他 |
11/25(金) | 4 | 各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導 他 |
※ゼミのグループ分けは7月に決定し、発表します。
※ゼミの指導教授が卒業論文指導も行います。
※やむを得ない事由により、講師・時間割・講義内容等を変更する場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
11.お問い合わせ先
(一社)日本ショッピングセンター協会
教育研修部/與田(よでん)、遠藤
TEL.03-5615-8523 FAX.03-5615-8539