SCアカデミー第15期概要（2021年度）

SCアカデミー第15期生募集案内
～次世代を担うSC経営者層の育成を目指す、SC業界唯一のビジネススクール～

一般社団法人日本ショッピングセンター協会は、1973年に設立以来、業界の人材育成に重点を置き、現在までセミナー、海外研修、通信教育などの各種プログラムを実施し、SC業界の人材育成に寄与して参りました。

2007年に次世代のＳＣ経営者層の育成を目的として、SCを学術的・体系的に学び、SCの新潮流、将来動向についても理解を深めていただくためのプログラム「ＳＣアカデミー」を創設し、これまでに510名が卒業されました。現在は第14期の42名が在学中で、このほど第15期生の募集をすることになりました。

目的と特色

次世代を担うSC経営者層の養成を目的とします。
SCを学術的・体系的に学び、SCの新潮流、将来動向についても理解を深めていただきます。
ワンウェイでなく“考える力”をつける授業です。また、講師は各コースの指導教授の他に、毎回、SC業界を中心に関連分野で活躍されているゲスト講師をお招きします。
長期のプログラムですので、受講生相互の情報交換やネットワークづくりに役立ちます。
本アカデミー終了者は、SC経営士二次試験が免除になります。

1．会場

一般社団法人日本ショッピングセンター協会（アクセス）
（東京都文京区後楽1-14-4　後楽森ビル15F）

2．期間

2021年4月～2022年3月(授業は11月中旬まで実施予定)

3．時間

金曜日　18:30～20:30　※授業によって変更になる場合がございます。

4．受講料

440,000円（本体価格400,000円　消費税40,000円）

5．定員

40名以内(定員に達し次第締切りとさせていただきます。)

6．対象

SC協会会員企業の中堅社員（SC事業に関連した職種で5年以上の実務経験を有すること。）

7．入学審査について

1）新型コロナウイルス感染症対策として、一部をリモート学習に変更する場合もありますので、ご了承ください。
2）受講申込書を提出後、①実務経歴書及び所属企業の推薦状と②1,200字程度の小論文（何を学びたいか、受講の目的）の提出をお願いいたします。受講申込者については、①実務経歴書、②小論文に基づいて、入学の審査を行います。審査の結果によっては、受講をお断りする場合がありますので、ご了承ください。審査結果は、2月の末にご連絡いたします。協会事務局より受講申込書を提出後に、①のフォーマットのデータをお送りいたします。
①、②につきましては、2021年2月4日(木)までに必ずご提出願います。
3）開催期間中に受講生が何らかの理由で辞退されても、受講料は返金いたしませんので、ご了承ください。

受講申込書・募集パンフレット

8．お申し込み締切日

2021年1月31日(日)　※定員に達し次第、締切とさせていただきます。

9．担当指導教授（敬称略）

SC序論（合宿研修／7単元）
小嶋彰　　(株)フロンティアリテール研究所　代表取締役　(SC経営士)
SC総論Ⅰ（6単元）
望月照彦　構想博物館館主
SC総論Ⅱ（6単元）
彦坂裕　(株)スペースインキュベータ代表取締役
上海視覚芸術学院徳稲大師学院教授
日本建築家協会会員

SC経営実践論（7単元）
矢木　達也　 (株)ビーエーシー・アーバンプロジェクト
代表取締役社長 (SC経営士)
特別演習（3単元）
太田　巳津彦　(株)ワイ・キャップコンサルティング
代表取締役 (SC経営士)
指導教授
大甕　聡　　（一社）日本ショッピングセンター協会　顧問　(SC経営士)
特別講義（2単元）
ゼミ方式（4単元）
白川　富章　SC-1代表(SC経営士)
西山　貴仁　(株)SC＆パートナーズ代表取締役(SC経営士)

10.　第15期カリキュラム

■SC序論（合宿研修）
指導教授　小嶋　彰　氏　(株)フロンティアリテール研究所　代表取締役　（SC経営士）

日程	単元	課目・テーマ	内容と目的
4/8（木）	１	合宿研修について	合宿研修の目的　他
	２	「SC序論」	曲がり角の日本型SCのビジネスモデル
	３	ゲスト講師	調整中
	４	学び（独学）とリベラルアーツと旅する力・・・社会構造の大変革期に生き延びる力を生み出す	SCアカデミーでいかに学び、自己創発力をどう鍛え、次代のSCへの構想力を涵養するか
	５	環境革命世紀の都市と商業	今世紀最大の課題「環境」に対し、我々はどのような位置に立ち、また何をすべきなのか？商業環境やSCを取り巻く様相を、歴史的・批評的・包括的に俯瞰しながら、このアポリアへの展望を示す。　ここでは主として交通・速度・テクノロジーに支配される現代都市問題、環境の現況と環境認識の方法、2030年SDGs、古今東西の環境プロジェクト、エネルギーと環境の関係性、環境の見える化などを題材として展開する。
	６	SCアカデミーを100倍楽しむ方法	問題意識の持ち方やグループディスカッションの意義など、受講のコツについてお話いたします。
		夕食会（交流会）
4/9（金）	７	SCのリポジショニング	コロナ禍で仕切り直しとなった環境を踏まえ、SCの新たな役割やビジネスモデルの見直しを検索する。
	８	経済社会における小売商業の役割	①　アフターコロナにおける商業施設の対応 ②　家計消費構造の変化（アップデート） ③　インバウンド戦略の今後の方向性 ④　リアル商業とICTの融合課題と今後の方向性 ⑤　地域活性化における商業施設の役割 ⑥　観光要素付加による商業施設の活性化策
	９	ゲスト講師	調整中
	10	グループディスカッション	グループに分かれ、与えられたテーマ、課題についてグループ内でディスカッションを行い、まとめ発表する。
	11	総括	合宿研修のまとめと今後の研修への期待

■SC総論Ⅰ
指導教授　望月　照彦氏　構想博物館　館主

日程	単元	項目・テーマ	内容と目的
4/16（金）	１	現代社会におけるＳＣの必要不可欠なポジショニングと存在価値創造への実装的アプローチ論	・ＳＣの持つ存在課題を探る・人々（市場）はＳＣに何を求めているのか・社会動態との齟齬をどう克服するか
4/23（金）	２	上記の課題についてアカデミー生自身が個人として、グループとして主体的に考察し、議論し、発表する	・個人的思惟の場・クロスインパクトディスカッション・事業プレゼンテーション
5/7（金）	３	ＳＣを経営・運営する組織と、それにかかわる個人がどう主体化するか、新たな企業組織論と、事業発想の思惟・意思決定論	・先端企業理念、経営思想の検証・会社と組織のダイナミズムの分析・事業イノベーションの環境創造
5/14 （金）	４	上記の課題についてアカデミー生自身が個人として、グループとして主体的に考察し、議論し、発表する	・個人的思惟の場・クロスインパクトディスカッション・事業プレゼンテーション
5/21（金）	５	データキャピタリズムの時代の事業経営におけるデジタルとリアル（アナログ）との、新たな融合とニューヒュマニゼーション論	・データー資本主義の現実とは・デジタルとリアルのマージ戦略とは・新たなヒューマニゼーションの考察
5/28（金）	６	ＳＣ存在の「エマージェンス（脱皮）・イノベーションは可能か」を巡って、講師陣とアカデミー生との、クロスインパクトミーティングを展開する	・講師陣によるショートスピーチ・グループによるクエショニアの案出・クロスインパクトミーティング

■SC総論Ⅱ

指導教授　彦坂　裕　(株)スペースインキュベータ　代表取締役
上海視覚芸術学院徳稲大師学院教授
日本建築家協会会員

日程	単元	課目・テーマ	内容と目的
6/4（金）	１	エリアマネジメントの現代的位相	●スクール講座形式 ●街とSCの再生を国内外の先進的事例を中心に紹介しながら、その方策、キーワード、意味、課題などを包括的に分析し、都市事象のデータ化やその言語化の重要性、そして実践的なマネジメント推進方法を展開する
6/11（金）	２	知識社会のなかのSCと可能性	●クロストーク形式 ●コミュニケーションのあり方、メディアの機能、技術革新、偏在資本、そして人間や人間活動そのものへの認識を深めるとともに、時代を透視する考え方をインタージャンル的に横断渉猟しながら、創造的価値の問題をSCを媒体に追求する。
6/18（金）	３	ランドスケープとSCの相互交通	●スクール講座形式 ●ランドスケープの概念、ランドスケープと都市創造・地域創造の問題を紹介するとともに、今後重要になるSCにおけるランドスケープ価値やランドスケープ的視野で捉えたSCの可能性、景観創造、まちづくり、エコロジーの実践的展開などにつぃて考察する。
6/25（金）	４	万博都市　v.s.　SC	●クロスインパクトディスカッション形式 ●万博、テーマパーク、SC、パサージュなどの商業環境、現代建築・現代都市の考現学をめぐるショートレクチャー、受講生のプレゼンテーションとそれに対するレビューによる構成
7/2（金）	５	集客装置としての商業環境	●スクール講座形式 ●集客や滞留、さらには顧客参加者の支持を得るイベント創造の歴史的・同時代的事例や、その制作論、プロデュースの意味、そして地域創生との関係などにフォーカスを当てながら、商業環境の魅力やレジリエンスを高めるあり方について深耕する。
7/9（金）	６	パネルディスカッション：『リベラルアーツをSC創造に結びつける』	●パネルディスカッション形式 ●最前線で活躍する外部ゲストを招聘し、受講生のプレゼンテーションを含む参加型インタラクティブなセッション。総論Ⅱの総括も行う。

■SC経営実践論

指導教授　矢木　達也　 (株)ビーエーシー・アーバンプロジェクト
代表取締役社長 (SC経営士)

日程	単元	項目・テーマ	内容と目的
8/20（金）	１	SCのビジネスモデルと事業収支計画	SCの経営戦略、長期計画から年度予算まで、事業収支計画の立て方、事業性評価などの手法を学ぶ。
8/27（金）	2	海外先行事例から学ぶ新たなSC開発デジタルとSC	デジタル時代のSC開発、運営。空間やデザインなども含め、ネットにはかなわないリアルの場づくりを探る
9/3（金）	3	地方商店街の活性化事例から学ぶ	地方商店街の活性化、まちおこしの事例などを学び、SCにも活かせるヒントを考える。
9/24（金）	4	SCの再生とバリューアップ	アセットマネジメント視点からSCのバリューアップ、価値向上の具体策を知る。
10/1（金）	５	SCの新たなパートナー探し ―サービスコンテンツ―	新たな集客コンテンツなどSCの複合ポテンシャルを探る。
10/22（金）	６	SCの新たなパートナー探し ―D2C リテーラー　―	スタートアップ系、D2Cなど成長が期待できる新しいリテーラーを知る。
10/29（金）	７	まとめ：次世代SCの仮説づくり	グループ別ディスカッションとプレゼンテーション

■特別演習

指導教授　太田　巳津彦 (株)ワイ・キャップコンサルティング
代表取締役 (SC経営士)

日程	単元	項目	内容と目的
9/17（金）	1	特別演習Ⅰ（講義&ケーススタディ）「戦略立案に活かすSWOT分析」	SWOT分析の基本と活用。事例研究＜演習＞商業施設のSWOT分析
10/15（金）	2	特別演習Ⅱ（現場実習）商業集積視察	現地視察&意見交換＜演習＞首都圏商業施設
11/12（金）	3	特別演習Ⅲ（プレゼン）商業集積の活性化プラン	活性化プランのプレゼンテーション

■特別講義

日程	単元	項目	内容と目的
7/16（金）	1	調整中	調整中
8/6（金）	2	調整中	調整中

■ゼミ方式（いくつかのグループに分ける）

日程	単元	内容
7/30（金）	1	卒業論文書き方講座、各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導　他
9/10（金）	2	各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導　他
10/8（金）	3	各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導　他
11/5（金）	4	各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導　他