2016年6月8日に、SC協会主催の『インバウンド対策セミナー ~第2ステージ~』と題して、大阪会場にて実施いたしました。
総論では、現在のインバウンド事情及び、語学習得の重要性。事例単元においてはインバウンドで先行地区とされる大阪や福岡のSC事例を中心とした構成にて、各施設の事情から現場での担当者として、どのようなインバウンド対策を考え、進めているか、参加者皆様の真剣な聴講姿勢により、4時間半の長丁場も、時間を感じさせないセミナーとなりました。
第一単元:『商業施設(SC)におけるインバウンド最新動向と外国語による接客の秘策』
【講 師】㈱ライフブリッジ 代表取締役 桜井 亮太郎 氏
現在のインバウンド事情総論と、訪日客の不満の上位である日本人とのコミュニケーション不足について、解決手段には簡単なセンテンスを習得することが必要である旨の内容。
第二単元:『FIT(海外個人旅行者)をターゲットとしたインバウンド施策~ルクア大阪の事例~』
【講 師】JR西日本SC開発㈱ 営業本部 サービス推進グループ
サブリーダー 市川 竜也 氏 (SC経営士)
ルクア大阪におけるインバウンド対応に至る経緯、現在のルクア大阪のインバウンド対応動向。今後は訪日客へのサービスツールとして、語学力向上、SNSを利用した情報発信等への取り組みへ深化させていく旨の内容。
第三単元:『地域ぐるみのインバウンド施策 ~大丸心斎橋店と心斎橋筋商店街の事例~』
【講 師】㈱大丸松坂屋百貨店 大丸心斎橋店 営業推進部 マネジャー
インバウンド担当 今西 文彦 氏
心斎橋筋は訪日客に深く浸透し、多くの訪日客が来訪することから、その対応として大丸心斎橋店にてインバウンド対策をすすめノウハウを蓄積、さらには地元商店会も一緒に免税対応や共同販促にすすめる至った経緯を紹介し、課題について多様に解決していく旨の内容。
第四単元:『訪日ツアー客誘致のインバウンド施策 ~キャナルシティ博多の事例~』
【講 師】福岡地所㈱ キャナルシティ博多事業部 兼 社長室
課長 上田 真也 氏
キャルシティ博多のインバウンド事情について、都心部と違い、面(広域)でのインバウンド対策ができる環境ではないことから、点(ポイント)での対応でインバウンドを進めていく地域性事情があること、又、多くの訪日客は博多港から大型旅客船からであり、その特殊性から、今後は世界に通用していくインターナショナルSCを目指す旨の内容。
(会場:大阪地下街㈱ 会議室「大阪富国生命ビル」、参加者数:28名)