販売統計

SC販売統計調査報告 2009年02月

2月既存SC前年比   : -7.5%
SC総売上高 (推計) 1兆8,856億円(前年比 -3.1% 全SCベース)

売上高の概況

売上高
2月の既存SCの前年同月比売上高は、-7.5%と6ヶ月連続マイナスとなった。
景気後退による雇用・所得の悪化を受けて、消費者の生活防衛意識が一層高まる中、営業日数が1日減少(昨年が閏年)するなどの要因も重なり、本統計開始(2002年7月)以来、最も低水準となった。低価格商品や食料品などは比較的マイナス幅が小さかったものの、衣料品を中心に高額品は引続き買い控えが浸透している。気温が高かったことにより、冬物商品の売行きが鈍化したことなどもマイナス要素のひとつとなった。
立地別・構成別
キーテナントが-9.4%と不振であった。百貨店、GMS、SS、衣料品の大型専門店などのキーテナントが特に不振であった。
立地別・地域別
四国地方が-10.0%と最もマイナス幅が大きく、キーテナントがGMSであるSCが不振であった。次いで近畿地方が-9.0%とマイナス幅が大きく、ファッションビルの不振などが要因となっている。一方では北海道地方(-3.2%)が最もマイナス幅が小さかった。周辺地域の1.5%プラスが牽引した。要因としては新規テナントの入店等で活性化されたSCの好調が挙げられる。
都市規模別・地域別
政令指定都市別で見ると、全都市でマイナスであった。中でも大阪市(-10.5%)、京都市(-10.4%)のマイナス幅が大きく、京都市は大規模SCの不振が影響している。また、仙台市、広島市のキーテナントがそれぞれ4.3%、3.7%とプラスとなっており、両都市ともSMが好調であった。


*本調査は、2008年12月末現在の全SC2,876SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 570 SC 回収率57.0 %
*2月のSC総売上高(推計)は、2009年1月末現在の全SC2,876SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら

  • 都市規模別・地域別 売上高伸長率
  • キーテナント業態別 売上高伸長率
  • 立地別・地域別 総売上高
  • 立地別SC・キーテナント・テナント効率
  • 既存SC移動平均(年間)

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