販売統計
SC販売統計調査報告 2009年01月
1月既存SC前年比 : -4.4%
SC総売上高 (推計) 2兆6,374億円(前年比 -0.3% 全SCベース)
売上高の概況
- 売上高
- 1月の既存SCの前年同月比売上高は、-4.4%と5ヶ月連続マイナスとなった。
依然として金融危機による景気後退が続き、企業業績が回復しない中で、雇用調整(非正社員の解雇、正社員の給与抑制等)が進むなど、消費者の生活防衛意識はさらに高まってきている。
この影響から生活必需品以外の高額品は引続き買い控えが進み、特に衣料品は気温が高めに推移したこともあって、重衣料を中心に伸び悩んだ。
低価格商品の訴求効果、内食傾向から食料品が比較的好調に推移していることなどのプラス要素はあったものの、全体としては個人消費は低迷を続けている。 - 立地別・構成別
- 全地域でマイナスであった。立地別での大きな差異は見られなかったものの、中心地域が-4.3%と最もマイナス幅が小さかった。(周辺地域-4.7%、郊外地域-4.4%)
また、テナント、キーテナント構成別では、キーテナントが-6.2%と大きな落ち込みを見せている。前月同様、食料品を扱うキーテナントは比較的好調であったが、衣料品を扱うキーテナントの不振が顕著であった。 - 立地別・地域別
- 北海道地方が0.7%とプラスであった。札幌市内で改装セールを実施したSCが好調であったなどの要因から、売上を押し上げるかたちとなった。一方中国地方が-7.2%とマイナス幅が最も大きかった。広島市内SCのリニューアルによる部分休業などの要因によるものである。(広島市-9.3%)
- 都市規模別・地域別
- 政令指定都市別で見ると、札幌市(1.3%)、仙台市(0.4%)の2都市がプラスであった。札幌市は上記(地域別)の要因から、仙台市はリニューアル効果の続いているSCが牽引している。
*本調査は、2008年12月末現在の全SC2,876SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 567 SC 回収率56.7 %
*1月のSC総売上高(推計)は、2008年12月末現在の全SC2,876SCをベースに算出した。
SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率
の各表はこちら
- 都市規模別・地域別 売上高伸長率
- キーテナント業態別 売上高伸長率
- 立地別・地域別 総売上高
- 立地別SC・キーテナント・テナント効率
- 既存SC移動平均(年間)
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