販売統計
SC販売統計調査報告 2008年11月
11月既存SC前年比 : -1.3%
SC総売上高 (推計) 2兆3,104億円(前年比 1.5% 全SCベース)
売上高の概況
- 売上高
- 11月の既存SCの前年同月比売上高は、-1.3%と3ヶ月連続マイナスとなった。
低価格商品の訴求効果、土日営業日数が3日増加したことなどのプラス要素はあったものの、企業業績の不振から雇用状況が安定しないなどの心理的マイナス要素が大きく、引続き消費マインドは低下している。
また、前月同様、株安の影響による宝飾・貴金属等の高額品の不振、買い控えによる衣料品の不振も続いており、依然としてSC売上は厳しい状況にある。
一部のSCでは客数が増加したこと、3地域(北海道1.5%、関東0.3%、九州・沖縄2.0%)でプラスを記録したことなどの明るい材料も見られたが、SC規模による売上の二極化が顕著に表れるかたちとなっており回復基調には至っていない。 - 立地別
- 周辺地域が1.4%とプラスであった。特に関東地方の大規模SCのリニューアル効果が大きな要因として挙げられる。
- 地域別
- 九州・沖縄地方が2.0%、北海道地方が1.5%と高い伸びを示した。両地方とも政令指定都市である北九州市、福岡市、札幌市の好調SCが牽引している。
- 都市規模別・地域別
- 政令指定都市で見ると、広島市が4.1%、北九州市が3.6%と高い伸びを示した。食料品を扱う店舗をキーテナントとするSCが比較的好調であった。
- SC構成別
- キーテナントが-2.9%と不振であった。SM、GMSなどをキーテナントとするSCは食品部門が比較的好調であったが、衣料品部門の不振が目立った。
*本調査は、2007年12月末現在の全SC2,804SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 571 SC 回収率57.1 %
*11月のSC総売上高(推計)は、2008年10月末現在の全SC2,859SCをベースに算出した。
SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率
の各表はこちら
- 都市規模別・地域別 売上高伸長率
- キーテナント業態別 売上高伸長率
- 立地別・地域別 総売上高
- 立地別SC・キーテナント・テナント効率
- 既存SC移動平均(年間)
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