販売統計
SC販売統計調査報告 2008年10月
10月既存SC前年比 : -3.0%
SC総売上高 (推計) 2兆2,601億円(前年比 0.6% 全SCベース)
売上高の概況
- 売上高
- 10月の既存SCの前年同月比売上高は、-3.0%と2ヶ月連続マイナスとなった。
ガソリン価格の低下やプロ野球優勝セールなどの影響を受けて、消費の拡大が期待されたものの、株安による景気後退、円高による企業収益の伸び悩みなどのマイナス要素が消費マインドを低下させ、結果として大幅に前年同月を下回った。
ガソリン価格の低下により客数が増加したSCも一部で見られたが、逆に先行き不透明感から客単価は低下傾向にあり、売上プラス要因には働かなかった。
例年に比べ全国的に高温であったため、秋冬物商品の売れ行きが鈍化したこともマイナス要因のひとつとなっている。 - 立地別
- 全立地でマイナスであるものの、郊外地域(-2.2%)が中心(-3.3%)・周辺(-3.9%)地域に比べマイナス幅が小さかった。ガソリン価格の低下から客数が回復傾向にある。
- 地域別
- 北海道地方のみが2.4%とプラスであったのはリニューアル等により新規テナントが入店したことや、政令指定都市の中心地域が好調であったことが要因である。また、同地方は昨年-6.0%と大幅なマイナスであったことから、その反動も影響している。
- 都市規模別・地域別
- 政令指定都市で見ると、札幌市(2.6%)、仙台市(0.3%)、北九州市(3.1%)の3都市がプラスであった。3都市ともに規模の大きいSCのリニューアルがプラス要因となっている。
- SC構成別
- キーテナントが-5.6%と不振であった。キーテナント比率の高い食料品スーパー、GMSは円高還元セールなどにより対象商品の売れ行きは良好であったが、その他の商品に関しては景気先行き不透明感から買い控え傾向にある。
*本調査は、2007年12月末現在の全SC2,804SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 582 SC 回収率58.2 %
*10月のSC総売上高(推計)は、2008年9月末現在の全SC2,847SCをベースに算出した。
SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率
の各表はこちら
- 都市規模別・地域別 売上高伸長率
- キーテナント業態別 売上高伸長率
- 立地別・地域別 総売上高
- 立地別SC・キーテナント・テナント効率
- 既存SC移動平均(年間)
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