販売統計

SC販売統計調査報告 2006年07月

7月既存SC前年比:1.4%
SC総売上高(推計): 2兆4,213億円(前年比 3.3% 全SCベース)

売上高の概況

既存SCの前年同月比売上高は1.4%と6ヶ月連続してプラスとなった。好調要因としては、バーゲンセール等の売上が順調であったとするSCが多く、ついでリニューアル効果を指摘するSCが多かった。一方、不振要因としては、長雨等の天候不順を理由とするSCが抜きん出て多く、次いでテナントの退店や競合SCのオープンを挙げるSCが多かった。
  SC構成別では、テナントの売上が2.3%と6ヵ月連続で前年を上回り、プラス基調がすっかり定着している。業種別では、婦人衣料テナントが好調であるとするSCが圧倒的に多く、続いて飲食テナント、サービステナントの順となっている。一方、不振業種をみると、こちらも婦人衣料テナントが一番多いが、飛び抜けて多いわけではなく、次いで飲食テナント、雑貨テナントと続いている。
  一進一退のキーテナントは、再度マイナスに転じた。業種別では生鮮食品、婦人衣料、加工食品の順で振るわないようだ。
  立地別では、小都市が-0.8%と低迷。反面、大都市が2.7%と好調であった。地域別では、北海道が0.5%とプラスに転じ、四国は-1.3%と0.4ポイントの改善を見せたものの連続してマイナスとなった。都市規模別・地域別では13大都市が2.0%で、その他地域に比べ倍の伸びであった。売上効率では、関東地方が坪当たり290千円と最も高い効率を示した。

※ 本調査は、2005年12月末現在の全SC 2,704 SC の中から 立地別・SC規模別に1,000 SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
※ 集計SC 600 SC 回収率 60.0 %
※ 7月のSC総売上高(推計)は、2006年6月末現在の全SC2,727 SC (前年比 +50SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比

業態
期間・年度・
月・(SC数)
SC 百貨店 チェーンストア
既存SC
SC総合 テナント キーテナント
年別 00年 (185) △ 3.4 △ 3.1 △ 3.7 △ 2.2 △ 5.1
01年 (255) △ 2.2 △ 1.4 △ 3.3 △ 0.4 △ 5.2
02年 (328) △ 2.1 △ 2.1 △ 2.1 △ 2.3 △ 2.1
03年 (462) △ 1.6 △ 0.8 △ 2.4 △ 2.8 △ 3.2
04年 (522) △ 1.7 △ 0.9 △ 2.9 △ 2.8 △ 3.5
05年 (550) 0.3 1.5 △ 1.9 △ 0.2 △ 2.6
2006 (1~3月) (580) 0.6 1.8 △ 1.6 0.7 △ 2.1
(4~6月) (591) 1.2 1.8 0.1 △ 1.3 △ 3.1
2005
月別
1月 (566) 0.2 1.7 △ 2.6 0.9 △ 3.0
2月 (571) △ 5.6 △ 5.3 △ 6.1 △ 7.0 △ 7.1
3月 (570) △ 2.1 △ 1.0 △ 4.0 △ 2.9 △ 4.2
4月 (562) 0.3 1.6 △ 1.9 0.0 △ 2.3
5月 (567) △ 0.4 0.6 △ 2.3 △ 1.3 △ 3.4
6月 (578) 0.1 1.3 △ 2.2 1.4 △ 2.2
7月 (584) 1.5 3.1 △ 1.2 1.1 △ 2.3
8月 (585) 0.6 1.9 △ 1.7 △ 0.7 △ 2.9
9月 (562) 0.9 2.0 △ 1.3 0.8 △ 1.9
10月 (570) 0.0 1.5 △ 2.8 0.1 △ 4.6
11月 (581) 3.0 4.2 1.1 3.2 △ 0.4
12月 (586) 3.1 4.1 1.6 0.9 1.8
2006
月別
1月 (592) △ 0.6 0.6 △ 2.7 △ 0.4 △ 2.5
2月 (609) 0.3 1.0 △ 1.0 0.5 △ 1.7
3月 (606) 3.2 4.7 0.3 2.0 △ 2.1
4月 (604) 1.1 1.9 △ 0.4 △ 0.6 △ 3.3
5月 (603) 1.3 1.9 0.4 △ 1.1 △ 3.4
6月 (606) 1.1 1.7 0.2 △ 2.2 △ 2.5
7月 (600) 1.4 2.3 △ 0.3 △ 1.5 △ 3.2
出典 日本ショッピングセンター協会 百貨店協会 チェーンストア協会

立地別・構成別 売上高伸長率

業態
立地(SC数)
総合 テナント キーテナント
総合 600 1.4 2.3 △ 0.3
中心地域 大都市 79 2.7 3.0 △ 6.3
中都市 97 0.5 0.6 0.3
小都市 40 △ 0.8 △ 1.0 △ 0.6
小計 216 1.5 2.0 △ 0.4
周辺地域 142 0.9 2.2 △ 1.3
郊外地域 242 1.5 2.7 0.2

注意

都市規模
大都市:
政令指定都市(札幌・仙台・千葉・東京区部・川崎・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡・北九州の各市)
中都市:
上記都市を除く人口15万人以上の都市
小都市:
人口15万人未満の都市
立地(市・町・村の行政区画単位で区分 ※地域の説明内容は暫定)
中心(商業)域地:
当該市・町・村の商業機能が集積した中心市街地
周辺(商業)地域:
中心地域に隣接した商業・行政・ビジネス等の都市機能が適度に存在する地域
周辺(商業)地域:
都市郊外で住宅地・農地等が展開されている地域

立地別・地域別 売上高伸長率

地域
月・立地・
(SC数)
総合 北海道 東北 関東 中部 北陸 近畿 中国 四国 九州
沖縄
7月 総合 600 1.4 0.5 0.4 2.0 0.5 2.2 0.8 2.2 △ 1.3 1.6
中心地域 216 1.5 1.9 5.4 2.6 △ 1.5 4.0 0.3 1.9 △ 2.1 0.1
周辺地域 142 0.9 0.8 △ 3.4 1.8 0.8 △ 0.5 △ 1.1 0.0 2.2 2.0
郊外地域 242 1.5 △ 1.3 △ 1.0 1.3 1.7 2.2 2.2 2.8 △ 1.4 3.4
(SC数) 600 27 37 206 65 41 132 27 16 49

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