販売統計

SC販売統計調査報告 2006年04月

4月 SC総売上高 (推計) 2兆920億円 (前年比 4.4%  全SCベース)
既存SC前年比 :   1.1%

売上高の概況

2006年4月のSC総売上高は2兆920億円、前年同月比4.4%となり、比較的高い水準の伸びを示した。前年より43SCが増加しているのが大きく貢献している。

既存SC売上高は1.1%と、3ヶ月連続してプラスとなったが、伸び率は前月からは2.1ポイント下回り、一進一退の状況を呈し、昨年来の回復基調が本格化し切れていない結果となっている。全国的な低温、更には日照時間の記録的少なさなど、天候不順のなかの数値であることを考慮するならば健闘しているともいえよう。

SC構成別では、テナントは1.9%と13ヶ月連続で前年をクリアし、安定した成績を示しているのは心強い。特に飲食の貢献度が高いと指摘するSCが多くあった。一方、前月には3ヶ月振りにプラス成長となったキーテナントは-0.4%と、再びマイナスに転じた。婦人衣料の落ち込みが足を引っ張っているようだ。ただ、マイナス幅が微減であり、わずかずつではあるが好転の兆しのうかがえる結果となっている。

立地別では、前月に続いて小都市が-2.5%と売上低迷状況を抜け出せずにいるのが気がかりだが、他の地域との格差はむしろ縮まってきている。地域別では、前月は全ての地域でプラスを記録したが、今月は北海道、四国、九州がマイナスとなった。

都市規模別では、13大都市が1.8%、その他地域が0.6%となっているが、大都市が2.7ポイントの低下、その他地域が1.6ポイントの低下といずれの地域も前月よりポイントを落としている。

今月の集計対象は604SCであるが、プラス成長となったSCは283(46.9%)であった。全体としては、好調SCが牽引車となって、どうにか伸び率を1.1%にまで持ち上げている状況となっている。


*本調査は、2005年12月末現在の全SC2,704SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 604 SC 回収率60.4 %
*4月のSC総売上高(推計)は、2006年4月末現在の全SC2,713SC(前年比 +43SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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