販売統計

SC販売統計調査報告 2004年02月

~ 売上回復の兆しが見える 2.4% 増 ~
2月 SC総売上高 (推計) 1兆7,494億円 (前年比 5.8%  全SC 2,611ベース)

売上高の概況

2004年2月のSC売上高は前年同月比 2.4%増を記録、 昨年の10月以来4ヶ月振りにプラス成長に転じた。

月を通して比較的温暖な天候が続き、春物商品が早めに動いたこともあるが、今年は閏年で営業日(日曜日)が例年より1日多かったことが売上増になった最大の要因と言える。1営業日増は月通算を3~4%程度押し上げるポテンシャルを秘めておりその効果を差引いて評価する必要もあるが、1月に続く今期の成績はSC売上高が回復に向けて確実に進みだしたと言えそうだ。

2月のSC総売上高(推計)は、1兆7,494億円(前年比 5.8%増)で前月よりも3.3ポイント上昇、閏年分が上乗せされているとはいえSCの順調な成長振りが見られる。

店舗業態別では、春物婦人衣料、靴・鞄、サービス関連等が活発だったテナントゾーンが3.1%と前月よりもさらにアップ、キーテナントも生鮮食品、加工食品に売上増が見られ'02年8月以来18ヶ月振りに1.4%のプラス成長に浮上、3月以降に希望が膨らむ状況となっている。

立地・地域別で見ると、どの立地・地域にも先行きに明るさが漂った中で、札幌市のSC、北九州市のSCの苦戦振りがみられ気掛かりとなつている。大型SCの影響、新規誕生が影響したものと推測される。

今期プラス成長を記録したSC数は324SC(57.8%)、本統計を開始(平成14年7月)以来、初めてプラス成長SCが過半数を超えた。1営業日増の効果もあるが、「人気イベントの実施」や「リニューアルの実施」等日頃からのSC運営努力が奏功したと言えそうだ。


*本調査は、2003年12月末現在の全SC2,611SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 561 SC 回収率56.1 %
*2月のSC総売上高(推計)は、2004年1月末現在の全SC2,611SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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