販売統計

SC販売統計調査報告 2003年年間

SC総売上高 (推計) 26兆1,895億円 (前年比 100.3%)
- 既存店ベースでは前年実績を下回る △1.6 % -

売上高の概況

我が国SCの2003年1月~12月の年間売上高は26兆1,895億円(前年比:100.3%)であった。

SCの開発件数は2000年6月の大店立地法施行に伴う駆け込み出店やその後の様子見、景気回復の遅れなどの影響により2000年をピークに大幅減少に転じたが、それでも50件程度が新規に開業し、商業環境が一段と厳しくなる中で集客力に優れたSCへの期待が高まっている。

昨年は札幌の「JRタワー」や「六本木ヒルズ」、「なんばパークス」に代表されるように地域商業の核となるような大型複合施設がオープンした一方で、「星が丘テラス」や箕面の「ヴィソラ」に代表されるようなオープンモールの地域密着型SCが開発され、開業後も順調に推移していることも注目される。

3月のイラク戦争、長梅雨に続いた冷夏と暖冬、さらには増税・社会保険料の増額等々、消費へマイナス影響を及ぼす要因が多くあった中で、SC総売上高は辛うじて前年を上回った(+0.3%)。しかしながら、既存店ベースでは新規開発施設との競合もあり、△1.6%と11年連続で前年を下回った。特に、「JRタワー」の影響が大きかった札幌地区の落ち込みが顕著であった。

このような中で、10月は天候にも恵まれ、またプロ野球優勝セールも例年以上の活況を呈し、既存店ベースで23ヶ月振りに前年を上回ったことが特筆される。また千葉、横浜、川崎、広島が既存店ベースで前年を上回り、大都市圏SCの堅調さが示された。


*本調査は、2002年12月末現在の全SC2,615SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 462 SCは、2003年1月~12月の全月の売上高が揃っているSCを対象とした。
*SC総売上高(推計)は、2002年12月末現在の全SC 2,615 SC をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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