販売統計

2023/12/25 更新 SC販売統計調査報告 2023年11月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+8.9% (参考・2019年同月比 :▲0.1%)
月後半から気温が下がったことで冬物衣料が稼働し、セールや販促施策が売上げを後押ししたことで前年を上回る

全表はこちら
(参考)2019年同月比・全表はこちら

全体概況

  • 11月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+8.9%となった。
  • 月前半は気温が高かったことにより衣料品の動きが鈍かったSCが多かったが、月後半に気温が低下したことでアウターなどの冬物衣料が稼働した。また、同時期にブラックフライデーや大型専門店のセール、館のポイント施策などが重なったことで売上げにつながり、前年超えとなった。2019年比は総合で▲0.1%だった。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で+11.5%、周辺地域は+7.8%となった。国内外の旅行客などの来館により、とくに中心地域の大都市が好調だった。
  • 業種別にみると、「ファッション」は月後半から気温が低下したことで、アウターなどの重衣料やブーツなどの冬物商材が稼働した。「飲食」は会社などの飲み会需要が復活してきているとの声がきかれた。「サービス」はリラクゼーションや旅行関連が好調だった。

[立地別]

  • 中心地域・大都市は総合で前年同月比伸長率+13.0%となった。インバウンド客の来館があったSCは大幅な伸びにつながった。旅行客やオフィスワーカーの飲食需要が高いターミナル駅周辺のSCや地下街がとくに好調だった。
  • 中心地域・中都市は総合で前年同月比伸長率+8.7%となった。館周辺でのイベント開催があったSCや、観光立地の駅周辺SCがとくに好調だった。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+7.8%となった。レジャー需要にも対応する広域商圏の大型SCや観光立地のSCがとくに好調だった。

[地域別]

  • 北海道は総合で前年同月比伸長率+9.0%だった。気温の低下や降雪により、アウターなどの高単価な重衣料やブーツなどの冬物商材が稼働し売上げにつながった。
  • 関東は総合で前年同月比伸長率+9.4%、中部は総合で前年同月比伸長率+9.7%、近畿は総合で前年同月比伸長率+9.3%となった。月後半から気温が低下したことで、冬物衣料が稼働した。また、同時期にブラックフライデーや大型専門店のセール、館のポイント施策などが重なったことで売上げにつながったSCが多かった。
  • 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+10.9%となり、他地域と比較して最も伸長率が高かった。インバウンド客の来館が多く、飲食が好調だった。

[業種別]

  • 「ファッション」は月後半から気温が低下したことで、アウターなどの重衣料やブーツなどの冬物商材が稼働した。一方で、気温が急激に低下したことで秋物商材の需要が低く、余剰在庫を心配する声がきかれた。
  • 「医薬品」はインバウンド需要が高く、「化粧品」は季節物の限定コスメが好調だった。
  • 「飲食」は会社などの飲み会需要が復活してきているとの声がきかれた。気温の低下により鍋物や熱燗など、温かいメニューが稼働した。
  • 「サービス」はリラクゼーションや旅行関連が好調だった。
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