全体概要
2017-2018年末年始SC販売額は前年比で102.9%と前年を上回った。また、レジ客数(前年比100.3%)、客単価(同102.6%)ともに前年を上回った。
①年末(12/28~31)の売上高は全ての日で前年を上回り、年末トータルで前年比104.9%のプラスとなった。出足の28日はレジ客数が前年を下回った(同99.1%)こともあり売上高が同100.9%と前年並みだったものの、29日以降は前年を大きく上回り好調に推移した。
②年始(1/1~1/3)の売上高前年比は101.0%と微増となった。1日(売上高前年対比99.1%)は前年を下回ったものの、2日((同101.3%)と3日(同102.5%)と前年を上回り年始通算ではプラスとなった。
③客単価平均は、全期間で前年比102.6%の2,780円で前年を上回った。回答の中でも「高質な食材の需要が高かった」「高額品の福袋から完売となり、価格だけではなく本当に欲しいものであれば購入する傾向が見られた」などといった回答がみられた。
④好調業種は、飲食が最も多く、以下、雑貨、婦人衣料と続いた。一方で不振業種としては婦人衣料が最も多く、次点の紳士衣料と大きな差が見られた。また、好調業種と不振業種の回答SC数の差を見ると、好調の回答が最多の飲食は不振と回答したSCが少なく、多くのSCで好調であった。
⑤バーゲン開始日は、1月2日が37.5%と最も多く、2番目に多かった1月1日の24.4%と合わせると、61.9%を占めた。一方で、12月中にバーゲンを開始したSCは30.6%(「その他」のうち12月にバーゲンを開始したSCを含む)と一定の割合を占めた。バーゲンの実施期間は6日間~10日間が31.4%と最も多かった。次いで多かった11日間~15日間(28.2%)とあわせると、全体の約6割が6日間~15日間の範囲に収まった。
※当協会のSC販売統計調査報告は、政府統計に合わせて消費税を含めて算出しております。