販売統計

2016/06/22 更新 SC販売統計調査報告 2016年05月

既存SC前年同月比   : ▲1.8%
GWはイベント実施効果で前年並も、月後半は来店客数が減少し、前年同月比マイナス

全表はこちら(新立地区分)

(参考)全表はこちら(旧立地区分)

全体概況

  • 5月度の既存SC売上高は前年同月比▲1.8%(前月▲1.0%)となり、3ヶ月連続でマイナスとなった。
  • 立地別では、総合で中心地域が▲2.1%、周辺地域が▲1.6%となり両地域でマイナスと厳しい結果となった。
  • 地域別では、全地域でマイナスとなった。マイナスの大きかった上位3地域について、四国(▲5.3%)は全国的な傾向である衣料品をはじめとした消費マインドの低下が顕著であったこと、北陸(▲4.6%)は昨年の北陸新幹線開業効果の反動、北海道(▲3.5%)は訪日外国人の売上高減との回答がきかれた。
  • 都市規模別では、政令指定都市の総合が▲0.9%、その他の地域の総合が▲2.4%となった。前年同月比でプラスとなった都市は、横浜市(0.2%)、名古屋市(2.5%)、北九州市(3.1%)、東北(0.1%)の4都市/地域のみで、残りの18都市/地域は全てマイナスと多くの都市/地域で苦戦した。
  • 業種別にみると、テナントでは飲食、雑貨が好調、キーテナントでは食料品が好調との回答があった。一方で不調業種としては、テナント、キーテナント共通で婦人衣料との回答があった。

トピックス

 GWはイベント実施による集客効果もあり前年並で推移したが、月後半は来店客数が減少し売上が伸び悩んだとの回答が多かった。土日祝の日数が昨年比で1日減となった影響もあった。その他、都心部のSCを中心に訪日外国人観光客の売上高が減少したとの声もあった。
 なお、熊本地震による影響について、営業を再開した熊本のSCでは生活関連商品を中心に売上が伸び、前年並みもしくは前年比プラスとの声がきかれたものの、九州の熊本以外の地域では日本人、外国人ともに、九州への旅行を中止するなどの影響で来店客数が伸び悩み、売上減となったとの回答があった。

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