既存SC前年比 : -2.0%
全体概況
2015年1月の既存SC売上高は前年同月比-2.0%で、前月(-1.1%)より0.9ポイント後退し、2ヵ月連続で前年を下回った。
1月は、正月休みが前年に比べて1日減、前年の消費税増税前の駆け込み需要の反動、中旬から
下旬にかけての降水量増などの影響によりマイナスとなった。
バーゲンは、年始の出足は良かったものの、全体的にみると不調であった。業種別では、飲食店は比較的好調であったが、婦人衣料品を中心に苦戦したという報告が多く見られた。テナントは-1.6%、キーテナントは-3.0%であった。
地域別でみると、九州・沖縄が0.3%で、リニューアル効果等により唯一のプラスとなった。一方、その他の地域はすべてマイナスで、特に中国地方は新規SCの開設で競合が激しくなり顧客が分散し、-6.1%と厳しい結果になっている。