プレスリリース

2024/12/25 更新 SC販売統計調査報告 2024年11月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+7.1%
中旬からの気温低下に加え、館の販促施策やブラックフライデーなどのセールが後押ししたことで、冬物商材が稼働

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全体概況

  • 11月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+7.1%となった。
  • 中旬から気温が低下したことに加え、館の周年企画やポイント施策、ブラックフライデーなどのセールにより冬物商材が稼働した。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で+7.9%、周辺地域は同+6.8%となった。中心地域、周辺地域ともにブラックフライデーなどのセールに合わせた館のポイント施策などが売上げを押し上げた。
  • 業種別にみると、「ファッション」は中旬以降に気温が下がり始めたことに加え、ブラックフライデーや大型専門店などのセールにより冬物商材が稼働した。「雑貨」はキャラクター商品のほか、冬小物やクリスマスなどのギフト需要に対応した商品も好調だった。「飲食」は国内外観光客や館周辺でのイベント参加客の来館があったSCでとくに好調だった。「サービス」は国内旅行の需要の高まりにより旅行代理店が好調だった。

[立地別]

  • 中心地域・大都市は総合で前年同月比伸長率+9.7%となった。繁華街のSCなど、インバウンド客の来館が多かったSCがとくに好調だった。
  • 中心地域・中都市は総合で前年同月比伸長率+4.2%となった。館の販促施策や近隣でイベント開催があったSCが好調だった。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+6.8%となった。テナント入れ替え効果や館内外でイベント開催があったSCが好調だった。

[地域別]

  • 北海道は総合で前年同月比伸長率+8.0%となった。中心地域(+13.3%)のSCではインバウンド客のほか、館周辺でのイベント開催などで来館する人が多く、好調に推移した。気温が下がり始めたことで冬物商材の購買意欲が高まった。
  • 関東は総合で前年同月比伸長率+6.6%、近畿は総合で同+7.5%となった。大都市の駅ビルやオフィス、地下街、繁華街のSCはインバウンド客の来館もあり、飲食業種を中心に好調だった。中旬以降に気温が下がったことに加え、館のポイント施策、ブラックフライデーや大型専門店などのセールがあったことで、冬物商材が稼働した。
  • 中部は総合で前年同月比伸長率+8.8%となり、他地域と比較してもっとも伸長率が高かった。館の周年企画やポイント施策、館内イベントの実施のほか、近隣でのイベント開催により来館客が増えたことで売上げ増につながった。
  • 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+8.5%となった。館の周年企画やポイント施策、週末催事の開催などがあったSCのほか、国内外観光客の来館があったSCがとくに好調だった。

[業種別]

  • 「ファッション」は、中旬以降に気温が下がり始めたことに加え、ブラックフライデーや大型専門店などのセールにより冬物商材が稼働した。とくに厚手のアウターやニット、マフラーなどの防寒アイテムのほか、ブーツなどの靴も好調だった。
  • 「雑貨」は、インバウンド客を中心にキャラクター商品の需要が高かったほか、気温が低下したことで冬小物が稼働した。クリスマスなどのギフト需要に対応した商品も好調だった。
  • 「飲食」は、国内外観光客や館周辺でのイベント参加客の来館があったSCでとくに好調だった。
  • 「サービス」は国内旅行の需要の高まりにより、旅行代理店が好調だった。

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