プレスリリース

2024/09/25 更新 SC販売統計調査報告 2024年8月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+7.1%
イベント開催の増加、夏物商材の稼働で前年を上回る

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全体概況

  • 8月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+7.1%となった。
  • 中旬から下旬にかけて台風の影響により営業時間短縮や臨時休館を行ったSCが多かったものの、夏休みやお盆休みに夏祭りなどの地域イベントや館内イベントが多く開催されたことで来館客が増加し、前年を上回った。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で+7.1%、周辺地域も+7.1%となった。立地を問わず、来館客が増えたことで売上げにつながったSCが多かった。
  • 業種別にみると、「ファッション」は全国的に猛暑が続いたことやセール品の買い足しなどで夏物商材が稼働した一方、秋物商材は苦戦した。「その他物販」は、台風や地震の影響で食料品の買い溜めや防災用品に動きがみられた。「飲食」は、夏休みの家族連れや国内外観光客、館周辺の祭りや花火大会による来館が売上げにつながった。「サービス」は、シネマやアミューズメントが好調だった。

[立地別]

  • 中心地域・大都市は総合で前年同月比伸長率+8.2%となった。駅ビルや地下街のほか、インバウンド客の来館が多かったSCが好調だった
  • 中心地域・中都市は総合で前年同月比伸長率+5.1%となった。国内外旅行客などの来館が多かったSCが好調だった一方、駅周辺のSCでは台風に伴う交通機関運休の影響を受け、来館者が減少したとの声が聞かれた。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+7.1%となった。レジャー需要にも対応する広域商圏の大型SCや観光地周辺のSCがとくに好調だった。

[地域別]

  • 関東は総合で前年同月比伸長率+5.8%となった。夏休みや館周辺での祭り、花火大会などにより来館客が増加したSCは好調だった一方、8月16日に関東地方に接近した台風7号の影響で来館者が伸び悩んだSCもあり、明暗が分かれた。
  • 中部は総合で前年同月比伸長率+9.0%となった。広域商圏の大型SCや国内外旅行客の来館があったSCがとくに好調だった。
  • 近畿は総合で前年同月比伸長率+10.0%となり、他地域と比較して最も伸長率が高かった。広域商圏の大型SCやインバウンド客の来館があったSCがとくに好調だった。館内で子ども向けイベントを実施してファミリー層の購買につなげたSCもみられた。
  • 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+8.8%となった。8月29日に鹿児島県に上陸した台風10号の影響で営業時間の短縮や臨時休館を行ったSCがみられたものの、月上旬から中旬にかけて夏休みの旅行客やお盆の帰省客の来館が増え、前年超えとなったSCが多かった。

[業種別]

  • 「ファッション」は、全国的に猛暑が続いたことやセール品の買い足しなどで夏物商材が稼働した。秋物商材については、一部で月後半から稼働したSCもみられたが、大半はこの猛暑のなか苦戦した。そのため、秋物商材を展開する前に晩夏商材を展開するようにしているとの声も聞かれた。
  • 「その他物販」は、台風や8月8日に日向灘で発生した地震に伴い発表された「巨大地震注意」の影響で、米や水など食料品の買い溜めや防災用品に動きがみられた。
  • 「飲食」は、夏休みの家族連れや国内外観光客、館周辺の祭りや花火大会による来館が売上げにつながった。
  • 「サービス」は、夏休みに入ったことでシネマやアミューズメントが好調だった。
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