プレスリリース

2021/04/22 更新 SC販売統計調査報告 2021年3月 /(確報)2020年SC年間売上高(全SCベース・推計)

2021年3月

既存SC前年同月比 :+12.5%
コロナ影響から一年経過し、前年反動でプラスとなるも、依然として厳しい状況続く

2020年・SC年間売上高(確報)

24兆9,016億円(前年比▲22.1%・税抜)

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全体概況

  • 3月度の既存SC売上高(総合)は前年3月が営業時間短縮や外出自粛により大きく落ち込んだ反動で前年同月比+12.5%となった。
    テナントは総合で同+14.3%、キーテナントは同+5.7%となり、前年3月の落ち込みが大きかった分テナントのプラス幅がキーテナントを上回った。
    前年同月を上回ったのは消費増税の駆け込み需要がみられた2019年9月以来18か月ぶりだが、コロナ影響を受けていない前々年(2019年3月)と比べると総合で約▲20%と厳しい状況が続いている。
  • 立地別・構成別をみると、中心地域・総合が前年同月比+11.1%、周辺地域・総合が同+13.1%となった。前年3月の落ち込みが比較的小さかった周辺地域・キーテナント以外では10%超の伸長がみられた。しかしながら、2019年比では、大都市・総合が約▲30%、中都市・総合が約▲20%、周辺地域・総合が約▲15%の水準となっており、コロナ前の水準には回復していない。
  • 立地別・地域別をみると、北海道は前年3月に▲45.2%と他地域と比較して大きく落ち込んだこともあり、当月は前年同月比+30.7%と大きなプラスとなった。一方、コロナ感染者数が急増した宮城県を含む東北は中心地域が同▲1.7%と全地域で唯一のマイナスとなり、周辺地域も同+4.7%と小幅な回復となった結果、総合でも同+2.6%のプラスに留まった。
  • 都市規模別・地域別をみると、札幌市が総合で前年同月比+31.1%、北海道(札幌市を除く)が同+28.7%と大きく伸長した。また、大都市では東京区部が同+12.2%と、21日までの緊急事態宣言が明けて以降、徐々に来館者が戻ってきたこともあり、札幌市に次ぐプラス幅となった。一方、仙台市は同▲8.7%で、コロナ感染の急拡大を受けて宮城県と共同で独自の緊急事態宣言を発出(18日)したこともあり、来館者が大幅に減少したことが影響し前年を下回った。
  • 業種別動向をみると、2月に続き暖かい日が続いたこともありアパレルは春物商材が堅調だった。また、21日まで緊急事態宣言が継続されていた1都3県では、宣言解除に伴い飲食店の時短要請が20時から21時に緩和され夜の時間帯の集客が改善したとの回答もみられた。

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