プレスリリース

2016/07/22 更新 SC販売統計調査報告 2016年6月

既存SC前年同月比   : ▲1.4%
4ヶ月連続で前年同月比マイナスも、テナント売上は前月比で若干健闘

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全体概況

  • 6月度の既存SC売上高は前年同月比▲1.4%(前月▲1.8%)となり、4ヶ月連続でマイナスとなった。
  • 立地別では、総合で中心地域が▲1.6(前月▲2.1%)、周辺地域が▲1.4%(前月▲1.6%)となり両地域とも前月比で若干改善するもマイナスとなった。
  • 地域別では、北海道(0.0%)、九州・沖縄(0.1%)の2地域以外はマイナスとなった(前月は全地域マイナス)。マイナス幅が大きかった北陸(▲3.3%)は北陸新幹線開業前の一昨年と比較すると売上は増加しているものの、前年同月比では開業効果の反動から、3月以降4ヶ月連続で、前年同月比▲3%を超えた。
  • 都市規模別では、政令指定都市の総合が▲0.8%(前月▲0.9%)、その他の地域の総合が▲1.9%(前月▲2.4%)となった。前年同月比でプラスとなった都市は、政令指定都市が4都市(札幌市(0.6%)、仙台市(3.3%)、東京区部(0.4%)、北九州市(1.1%))であったのに対して、その他の地域では九州・沖縄(1.1%)の1地域のみとなり苦戦が伺える結果となった。
  • 業種別にみると、テナントでは飲食、サービス、雑貨の好調と婦人衣料の不調が続いている。加えて、ここ数ヶ月の回答をみると、好調業種であった靴・鞄について、不調との回答が増えている。キーテナントでは食品関連が好調で衣料品が不調となった。

トピックス

 6月度は全体で▲1.4%となり前月比0.4ポイントの改善、テナントの総合は▲1.2%で同0.7ポイント改善となった。一方で、キーテナントの総合は▲2.2%で同マイナス0.8ポイントと悪化した。
 キーテナントではGMSが婦人衣料、紳士衣料の不振から厳しい結果となった。一方で大型家電専門店では、気温の上昇にともなって、エアコンなどの季節家電の売上が好調との回答がみられた。
 その他、一部SCで昨年は6月に開始していたセールを今年は曜日の関係で7月としたことで、6月度の売上が減少したとの回答がみられた。

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